【平成30年7月豪雨】ダム&川の氾濫 反省会

浄水場
画像-稲田浄水場

ダムは巨大な釣り堀ではなかった!

つい最近の「平成30年7月豪雨」で川の氾濫や土砂災害が発生したときにぐぐったんだが、わしらの家の水道からでる水は、小学校のときに見学に行った浄水場のプールに雨水を貯めてろ過して街に配水してるわけじゃないらしい。ダムから放流した水を浄水場のプールに取り込んでろ過しているらしい。つまり、ダムはブラックバスを釣る巨大な釣り堀ではなかったのだ。ありがとうダム!

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ダムの役割
画像-新潟県のダム管理

ダムの役割(これで街が救われる!)

上流にダムがないとどうなるかというと、今回のように台風や梅雨前線などによって豪雨が発生するたびに、下流の川が氾濫して街の建物や畑などが浸水してわやになるらしい。そして、ダムに雨水を貯めることにより、わしらは安心して水道水の水を使えると!さらに放流した水のエネルギーを利用し、巨大なタービンを回転させ電気を作っているようで。んなもんで、長いこと雨が降らずにダムが干上がってくると断水が実施されるらしい。

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洪水調整:「恵みの雨キタ!」

ほんで今回、6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に発生した集中豪雨で、最初は「恵みの雨じゃー!夏に備えて水を貯め込むぞー!」となって、ダムは「洪水調整」を行った。洪水調整とは、ダムに入ってくる水の量よりも、ダムから出ていく水の量を少なくしてダムの貯水量を増やす目的で行われるらしい。

しかし、ダムの貯水量がまあまあ増えてきたもんで、ダムから出す水の量を普段より多く放流したと。ここまではよくあることで、わしの家の近くにも川があり、上流には大きなダムがかまえているので、子供の頃からダム放流時の警報や勢いよく流れる茶色い川はよく目にした。

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異常洪水時防災操作:「致し方ない!氏んでくれ!」

だがしかし!今回の豪雨は西日本から東日本にかけて記録的な大雨になったようで、予想以上の雨量により、各地のダムは「異常洪水時防災操作(ただし書き操作)」を行ったようだ。異常洪水時防災操作とは、このままではダムの貯水量が満水になってしまい、制御不能&決壊する恐れがあるため、ダムに入ってきた同じ量の水を放流する設定らしい。

結果、地域によるが、普段のうん倍もの放流量が続いたため下流の川が氾濫。家、商業・工場施設、畑が浸水してしまったと。基本的にコンクリートのダムは決壊しないらしいが、もしダムが決壊したり制御不能になるとさらなる被害がでることになるので、「異常洪水時防災操作(ただし書き操作)は仕方なかった操作だとダムのおじさんがTVで言ってた。

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経験したことないから、何しても逃げ遅れた人はいたんじゃなかろうか

「避難指示が遅い」「伝え方が悪い」だの色々と言われていたけど、異常洪水時防災操作や川の氾濫なんて経験したことない人が多数だから、東日本大震災で津波が発生したときのように、結局、逃げ遅れる人っていたんじゃないかなと思う。

わしが住んでる地域も車を10分ほど走らせると大きな治水ダムがあるけど、一度だけ避難指示がでたことがある。防災放送だけでなく、スピーカーを積んだ車が「避難しろ」と走り回ってた。あの時、下流はたいして雨ふってなかったし、わしみたいに逃げなかった人や迷った人はけっこういたんじゃなかろうか。

だが、今回「ダム放流からの氾濫」という津波のような恐ろしい映像がネットに残ったから、次回から避難指示がでたらすぐに思い出して逃げてくださいそうろう。ちなみに、23日にラオスで建設中のダムが決壊したらしいです。なして八田與一に依頼しなかった!?

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