2023/8/14～8/20 アクセスと収益

14日：第105回 全国高校野球選手権記念大会（第9日）
鳥栖工業(佐賀)－日本大学第三(西東京)
鳥 100 000 000|1
日 100 001 010|3
鳥 古沢→松延
日 谷亀→安田
初回は点を取り合い（1-1）の同点となったが、その後はロースコアーの接戦が続いた。しかし、6回裏に日大三が勝ち越タイムリーツーベース。さらには8回に貴重な追加点をとり、2点差をひらけたまま最終回へ。鳥栖は日大三エースを攻略することが難しく、最終回も無失点のまま敗退した。甲子園初出場の鳥栖工業の5紙評価はCで最弱の公立高校と評されていたが、何度もピンチを切り抜ける守備や、営業で無双しそうな活発な緒方マネージャーが選手を励ます姿はAランクの輝きだった。

市和歌山(和歌山)－神村学園(鹿児島)
神 302 000 501|11
和 000 001 000|1
神 今村→黒木→松元ー品川→松尾
和 川本→木村→小野→栗谷
前試合で鳥栖が敗退し、公立高校最後の砦となった市和歌山であったが、京都の立命館宇治のエース（十川投手）を引きずり降ろした神村学園の強力打線に屈す。神村学園の5紙評価の平均はBだったと思うが、打線は初戦から育英に並んで強いので、番狂わせを起こしうる存在。9回裏の攻撃中に泣いている選手が散見されたが、何を思い涙してるのかは、青春を捧げて仲間と一緒に一つの目標に向かって駆け抜けた経験がない某にはわかりかねる。

浜松開誠館(静岡)ー北海(北海道)
浜 000 010 010|2
北 000 000 111|3
浜 広崎→近藤
北 岡田→長内→岡田→熊谷→長内→熊谷
記事を執筆しながら適当に観戦してたが、両校死力を尽くすシーソーゲームの末に北海が浜松にサヨナラ勝ちする好試合だったようだ。これで日本一を賭けた文星芸大付との餃子対決は夢に終わる。この日は台風7号の接近に伴い、雨天を考慮したのか3試合で終了。近畿地方に直撃する明日も悪天候が予想されるため、第10日の全試合は16日に順延されるという。

15日：1日にCドライブの容量が数GBずつ増えていくことに気付き、毎日ストレージを観察していると、(C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Adobe\Common\)にあるメディアキャッシュフォルダの中に大きなデーターが溜まっていくことに気づいた。Premierで定期的に自動削除するに設定していたにも関わらず、約100GBの容量を食っていたという。かなり古いデーターがあったので、Pro,Elementsに関わらずPremierを使ってるユーザーは一度チェックしたほうがいいかも（参照）。

16日：第105回 全国高校野球選手権記念大会（第10日）
創成館(長崎)－沖縄尚学(沖縄)
沖 000 000 140|5
創 000 000 010|1
【沖】 東恩納
【創】福盛→永本→川田→荻山
序盤～中盤は両チーム無失点で抑えてきたエース同士の投手となり無得点の展開。打線でチャンスが作れない中、7回表に沖縄尚学がレフトへの先制タイムリーツーベースで嬉しい先制点。1点が重い試合展開になり、追加点を取られたくなかった創成館だったが、8回表、福盛投手の降板後に均衡が大きく崩れ、ランナーフルベースから押し出しの四球や、センターへ走者一掃となるタイムリーツーベースで大きな追加点を取られ敗退した。
–
広陵(広島)－慶応(神奈川)
慶 201 000 000 3|6
広 001 001 100 0|3
【慶】 小宅→鈴木→松井
【広】高尾
今日一注目試合の序盤は慶応がいいリズムで初回から2点先制し、さらに3回表にも1点の追加点を奪う。慶応は高尾投手を攻略したかのようにみえたが、高尾投手は尻上がりにギアが跳ね上がり、中盤以降追加点を取ることができなかった。一方の広陵は中盤と後半に1点ずつを返し、3対3の同点に追いつき、無死走者1.2塁から始まるタイブレークの攻防戦に持ち込む。10回表、慶応は一挙3点を奪い、広陵にプレッシャーを与える勝ち越しに成功。そして、10回裏に追い詰められた広陵は2アウトから4球を選び満塁。一発出れば逆転サヨナラのチャンスだったが、緊迫した場面で空振りの三振を喫する。広陵は準々決勝の切符を掴みそこねたが、慶応がさらに点差を開けた状態で勝つと予想していたので、終盤の粘りは予想外でどちらが勝ってもおかしくない試合だった。また、慶応打線を9回まで3点に抑えた2年生ピッチャー（高尾投手）もすごかった。
–
文星芸大付(栃木)ー八戸学院光星(青森)
文 100 000 020|3
八 400 110 00X|6
作業しながら適当に見てた。光星は土浦日大も敗って準決勝までくるだろう（追記：光星降される）。
–
専修大松戸(千葉)ー土浦日大(茨城)
専 303 000 000|6
土 005 130 01*|10
第4試合では両チームの応援団が大雨の影響で遅れてしまい、甲子園で応援できない事態となったようだ。バスで移動してきた土浦日大の応援団は試合終了までに間に合ったものの、新幹線で移動していた専大松戸の吹奏楽部・チアリーダー・保護者を含む応援団は、試合終了までに間に合わなかったという。しかし、ガラガラのアルプススタンドで選手の保護者と練習補助で残った選手6人が声だけの応援で引っ張る姿を見て観客が察したのか、終盤の専大松戸の攻撃では会場全体から手拍子応援が沸き起こった。試合終了後、序盤に流れを掴んでいたものの、ひっくり返された専大松戸の選手が泣き崩れる姿、応援に駆けつけられなかった応援団のことを考えると、バラエティ豊かな守備や乱打戦を失笑しながら観戦していた自分に対して嫌悪感が募った。

–

17日：第105回 全国高校野球選手権記念大会（第11日）
仙台育英(宮城)－履正社(大阪)
仙 020 100 010 4
履 021 000 000 3
【仙】湯田→高橋
【履】増田→福田
実質決勝戦みたいな試合は、序盤に育英がレフトスタンドへの先制2ランホームランを打つものの、育英らしくない守備の乱れもあり、履正社が１点差の勝ち越し。育英は想定していなかった状況に陥るも、中盤に安打製造機の橋本君が2アウト満塁からレフトへのタイムリーヒットで同点に追いつく。その後、力を発揮できない育英陣の中軸であったが、終盤に湯浅君がライトへの二塁打を放ち、2打者連続バントを成功させて勝ち越し。履正社相手に不安な点差だったと思うが、継投した高橋投手は反撃を許さなかった。育英が勝つとは予想していたものの、こんなに拮抗するとは思わなかった。ちなみに、先日、甲子園に入るのが遅れた専大松戸と違い、履正社はぴゃっと行って帰れる地元距離。
▼阪神甲子園球場⇒履正社高等学校
2023年08月17日
10:13 ⇒ 11:11
所要時間　58分
運賃[IC優先] 450円
乗換　3回
距離　24.0km
–
智弁学園(奈良)－花巻東(岩手)
花 201 100 100 5
智 010 001 000 2
【花】葛西→中屋敷
【智】藤田→田中→楢林→中山
ながら観戦してた。花巻東が智弁に16安打も浴びせ、2点に抑えて勝つとは予想外だった。花巻東の佐々木監督の息子（麟太郎君）が全力でドタドタと走ってるところが好きだ。前試合のクラーク戦では塁にでられなかったけど、今日は3安打を放つ活躍をみせた。準々決勝は可哀想なことに同じ東北地方で今大会一評価の高い仙台育英とぶつかるようだ。
–
おかやま山陽(岡山)－日大三(西東京)
日 001 001 000 2
岡 110 040 01X 7
【日】安田→増田
【岡】西野→三宅→井川
ながら観戦してた。土浦日大vs専大松戸戦並みのエラーで笑いながらみてたが、やはり、試合終了後に泣いている選手を見ては、失笑した自分に対して嫌悪感に襲われるまき。部訓がぶっ飛んでる「おかやま山陽」の準々決勝の相手は「神村学園」。
–
神村学園(鹿児島)－北海(南北海道)
神 400 302 001 10
北 110 020 000 4
【神】松永→黒木
【北】岡田→熊谷→橋本
ながら観戦してた。神村学園は2桁安打/2桁得点してるのにもかかわらず、監督が毎回勝利インタビューで「打撃のチームではない」って言ってるのが好きだ。謙虚になっているだけかもしれないが、何気に相手チームをディスってるようにもとれて辛辣。おそらく、準々決勝で「おかやま山陽」を降し、準決勝で「仙台育英」とぶつかるのだと思うが、神村のカーブやストレートエースが育英に通じるのか気になるところ。がんばってほしい。

19日：第105回 全国高校野球選手権記念大会（第12日）
沖縄尚学(沖縄)－慶応(神奈川)
慶 000 006 100|7
沖 000 200 000|2
【慶】 鈴木→松井→小宅
【沖】東恩納→儀部→伊波→照屋
注目された防御率0点台（東恩納投手）vs慶應打線だったが、序盤は東恩納君の力のある速球と切れの鋭いスライダーに慶応は苦戦。好投手の東恩納君を慶応が攻略できるかどうかが鍵となる展開のなか、4回表に沖尚学（仲田君）がカーブにタイミングを合わせ、2塁からレフトスタンドへの均衡を破るツーランホームランで先制。流れを変えたい慶応は6回表に代打清原の息子君を起用。息子君はピッチャーゴロ 1アウトになるも、終活で無双しそうなイケメン丸田君から連打が続き逆転。外角低めのスライダーを見切られ、甘いストレートを好球必打された東恩納君から儀部投手に継投するも、火を吹いた慶応打線を止められず大きな点差（4→6）をつけられる。さらに清原の息子君まで打席が回ってくるもサードゴロに打ち取られ、結果的にキヨが流れを変えて、キヨで始まりキヨで終わる伝説の回となった。その後も慶応はテンポよく守り、沖尚学の攻撃を0点に抑え、103年ぶりのベスト4進出を果たす。最終回にクローザー継続させたエースの小宅投手をほぼ温存しながら、土浦日大に挑めるのは大きい（21日）。
–
土浦日大(茨城)－八戸学院光星(青森)
土 003 005 001|9
八 000 110 000|2
【土】伊藤彩→藤本
【八】洗平→岡本→越智
ながら観戦してた。土浦日大がベスト4までくるとは予想外だった。なめてて大変申し訳ないでござるでした！
–
神村学園(鹿児島)－おかやま山陽(岡山)
神 000 000 051|6
岡 000 000 000|0
【神】松永→黒木
【岡】西野→三宅
序盤～中盤、部訓66ヶ条のスピリチュアル山陽は、3試合2桁得点の神村打線を抑える。一方の神村学園も堅い守備で岡山にチャンスを与えず、1点が欲しいロースコアーの攻防戦が続いた。両チームリズムを変えたい展開のなか、8回表スピリチュアル山陽の三宅投手の継投をきっかけに神村打線が爆発し、走者一掃する先制5点を奪い取る。さらに9回表にもとどめの追加点。9回裏スピリチュアル山陽は6回裏から継投している黒木投手の落差あるカーブを攻略できず敗退した。大変申し訳ないがネタチームかと思っていた。負けたとはいえ、序盤～中盤に好調な神村打線をかわしたのは予想外だった。ただただ、8回表のセカンドの悪送球による2塁出塁→バントから投手フィルダースチョイス失敗でノーアウト1,3塁から流れを掴まれたのがかなり痛かった。しかし、神村学園の落差のあるカーブを投げる黒木投手vs仙台育英が見られるのは熱い（8月21日）。
–
仙台育英(宮城)－花巻東(岩手)
仙 004 400 100|9
花 000 000 004|4
【仙】湯田→武藤→仁田→田中
【花】小松→北條→葛西→中屋敷→阿部→北條
序盤に仙育英が連続2点タイムリーで4点を先制。さらに、得点(8-0)の7回表には尾形君のレフトスタンドへのホームランでリードを広げられた花巻東。8回2死1,2塁、わがままボディーで話題の3番（麟太郎君）はカウント(0-2)から見逃し三振で時間停止系AV並のフリーズをした。この時、これが麟太郎君にとって甲子園で最後の打席になるだろうと思った。県大会で活躍したチームや選手が、各県のお山の大将と対戦する夏甲子園で、手も足もでないまま散っていくことなんてよくあることだし、両チームを初戦から見ていて花巻東の打撃が沈黙することは予想できた。しかし、花巻東は最終回にベンチ入り20人を使い切る全員野球で4点を返し、4番から始まった打席は3番の麟太郎君まで回すドラマチックな展開に。甲子園のボルテージは最高潮となり、観客全員が花巻東の応援団になったかのような大声援を受けた麟太郎君の打席だったが、結果はセカンドゴロで3アウト。5打席ノーヒットのまま散った。残念ながら反撃は及ばなかったものの、最終回に花巻東ナインが麟太郎君につないだ意地や、執念の思い出ヘッスラは多くの人を感動させたに違いない。