商品コンセプトを変えて大ヒットした商品
キャベツの千切りのように大事な書類を裁断できる『はさみ型シュレッダー』という便利な商品が販売されている。このハサミは元々ふつうの海苔を“きざみ海苔”にすることが出来るハサミとして販売されていたという話を今日聞いた。
ソース:使い道を変えてブレイク!
何故、海苔を切っていたハサミを紙を切るハサミとして販売したのか?それは、客から「うちはシュレッダーとして使っている」という声を聞いたからみたいだ。
このハサミの売上、5年間で海苔用は3万本だったのに対して、「秘密を守りきります!」というコピーで販売したシュレッダー用は100万本も売りさばいたようだ。ハサミは取っ手の色が変わっているだけで、他は何も変わってないという。
商品名が変わっただけで商品の中身は変わっていないのだから、この商品コンセプトとターゲットを変えて大ヒットさせた戦略はアフィリエイトでも使えると思った。
別の視点とターゲットを見つける方法
まず商品やサービスはベネフィットを解決するための道具にすぎないことが分かったから、商材の特徴から生まれるベネフィットを色々探しだすと同時に商品に隠れた新しい顔を見つけることができる。
ベネフィットの探し方はレビューなどを参考にして、直接 客の声に耳をかたむける方法と、前の記事で書いた特徴に「だから」をつけて自分で探す方法がある。商品には必ずアシュラマンのように違う顔がたくさんある。
これは、おれのサイトで扱っている掃除機(マ❍タクリー❍)。
有名な大手メーカーでダ❍ソンというコードレスクリー❍があるが、金がかかっているだけあってガンダムみたいになスーツを着ていて吸引力も強い。
マ❍タクリー❍は、ダ❍ソンのモデルと比べると吸引力が劣るが、安いだけでなく優れた特徴もある。ぱっと思いついた特徴を2~3あげてみた。
■使用時間:High:20分/Low:40分
(D社:High:6分/Low:20分)
■充電時間:22分
(D社:3.5時間)
■重さは軽いもので1kg以下のモデルがある。
(D社:2.3kg)
特徴からベネフィット掘り出していく
↑上記でおおまかに3つの特徴をあげたが、この特徴に「だから」をつけていくと、ベネフィットを見つけることと+ベネフィットを深堀していくことができた。
●連続使用時間がHigh:20分/Low:40分
[だから電池がきれない]→[だから長く使える]→[だからたくさんの部屋を掃除できる]
●充電時間:22分
[だから電池がきれてもすぐに使える]→[だからバッテリが2個あれば連続使用できる]
●重さは0.8kg~1.5kg
[だから手に負担がかからない]→[だから女性でも持てる]→[だから老人や子供でも持てる]→[だから持ち運びにも便利]
タイトルをつける
3つの特徴を掘ったベネフィットから違うターゲット層の顔が見えてきたと思う。と同時にアフィやってる人間なら、ターゲットを引っかけるタイトルも思い浮かんできたと思う。
●だから電池がきれない。→だから長く使える。
タイトル:『長持ちするコードレスクリー❍』
タイトル:『長時間使用できる充電クリー❍』
●だから電池がきれてもすぐに使える。だからバッテリが2個あれば連続使用できる。
タイトル:『充電時間の早いコードレスクリー❍』
タイトル:『充電時間の短いコードレスクリー❍』
●だから手に負担がかからない。→だから女性でも持てる。→だから老人や子供でも持てる。
タイトル:『人妻(主婦・女性)でも使えるコードレスクリー❍』
タイトル:『年配の方でも使えるコードレスクリー❍』
タイトル:『子供でも使えるコードレスクリー❍』
タイトル:『持ち運びに(便利な)(適した) コードレスクリー❍』
客の用途を参考にターゲットを変える
ダイ○ンに比べるとマ○タはヘッドがチープな作りになっている。低価格な上、建築現場で使用されることを想定して作られているので、ヘッドがちゃちいし回転ブラシもついてない。でも、現場の木くず吸うのに回転ブラシなんていらないから今後も改良はされないだろう。なので、毛足の長いじゅうたんの掃除には不向きだが、フロリーングや畳では十分ゴミを吸い取る力はある。
これを人妻たちはどういうシーンで使っているのか、Amazonのレビューを見てざっと調べてみると、一番最初に「動物のペットの毛を吸ったり」「子供がパンやお菓子をこぼした食べかすを吸い取るのにも便利」というレビューが目についた。
これで、『ペット飼ってる人』や『育児をしている人』をターゲットにしたタイトルで記事をつくれるかと思う。
これまでニッチや隙間と聞くと誰も手をつけていないジャンルを考える癖があったが、商品を見る視点を変えてやると新しい顔が発見できる。新しい顔の発見=違う魅力(ベネフィット)が見つかるということだから、これまで見えてこなかったターゲット層が見えてくる。ワードプレスで内容のブレない特化サイトを作ってるなら、視点を変えたタイトルでもどんどん記事を作っていったほうがいいとおれは思う。
商品コンセプトの追加で売上を伸ばした商品
商品の新しいターゲットや用途を追加して、ブラックサンダーのように100M級のジャンプ台(売上グラフ)を作って重機のタイヤを転がそうやないかい。ブラックサンダーも同じチョコレートだからな!
最近、購入した「浅漬けの素」も「自宅で簡単に浅漬けが作れる」というCMで有名だが、「野菜嫌いの子供でもおいしく野菜を食べることが出来る」という商品コンセプトの追加で売上を伸ばしたようだ。
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