平賀源内の張り紙より優れた広告媒体を持ちながら、ウナギ乱食にブレーキをかけられない現代人

知らなかった絶滅危惧種(ニホンウナギ)

ひろゆきはいつも難しい話をするときに「例えば」と付け加えて、おれみたいな馬鹿にも優しく教えてくれるから分かりやすいし、ありがたい。

このつぶやきも、うなぎを食べる人を年金をたくさんもらおうとする人に例えているから面白いし話題になった。ひろゆきみたいにリツイートしたくなるようなつぶやきのほうがパズりやすいし、効率よくウナギ食べるマジョリティに現状を伝えることができる。

それに比べウナギを食べる人に対し、感情的になって叩くうなぎ警察は、平賀源内が土用丑の日を広めた看板より、拡散力のある媒体を使えるのに上手く使いこなせてない。でも消費者がSNS使わないシニア層だとしたらツイッターじゃ食い止められんのかな。

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平賀源内の張り紙

ウナギを絶滅危惧種に追い込んだ、平賀源内のマーケティングは鬼がかっている

夏の土用丑の日に冬が旬のウナギが食べられるようになったのは色々と諸説があるようだけど、夏に売れないウナギを売るために鰻屋が平賀源内にSOSをだし、鰻屋を大変繁盛させたことが定説であれば、源内パイセンがこしらえた看板は秀抜なマーケティングといえるだろう。なぜなら、旬でない味が落ちているウナギを看板とキャッチコピー1つで、夏にウナギを食べる習慣をつくったうえ、世界中のウナギを絶滅危惧種にまで追い込んだんだから。

でも、おれの予想だけど、ウナギには「食い養生」や「縁起物」という風習も残ってるから、平賀源内はキャッチコピー+ウナギを食べることで得られるメリット(ベネフィット)も付け足してたんじゃないかな。「本日は土用の丑、鰻食うべし」というコピーだけで、庶民の心が動いて財布のヒモがゆるむとは思えないし。ちなみに、自書の「里のをだまき評」にはウナギのベネフィットを書いてるみたいだから、こっちの本を先に当てて看板を作った可能性も否めない。

おもいっきりテレビ

マジョリティはにコントロールできる

源内先生のマーケティングで釣られたマジョリティって、同じマーケティングをぶつけることで崩せると思うんだよね。おれは30半ばだけど、過去にTVでメリットを伝えてスーパーから売り切れてしまった食べ物ってけっこう存在したし、逆に恐怖感を与えて市場から消えてしまった食べ物もあった。最初はバレンタィンデーやホワイトデーにプレゼントするものってチョコレートやマシュマロ一択だったけど、今はそれ以外のものをプレゼントすることが主流になっている。

企業やTVがマジョリティをコントロールしたことを考えると、平賀源内が生きてた江戸時代にあった瓦版,引札より優れた媒体を個人が使える現代で、ウナギの消費量を操作したり、ウナギの代替品を広くすすめることって可能だと思うんだよね。でも、工夫もせずに丑の日の直前に、「うなぎを食べるな」とか「[ウ]のつく食べ物まとめてたり」とか「平賀源内のステマ」とか「ウナギは冬が旬」とつぶやいても、来年のウナギの消費量なんて対して変わらんように思う。

どうせ、土用丑の日が終わればおまえら氏は来年までウナギのことなんて忘れるだろうし、多分おまえら氏の母ちゃんはTVやお店の広告にやられてウナギを買ってくるだろうし、売れ残って半額になったウナギをスーパーのカゴにいれる母ちゃんもいると思ふ。田舎の人間なら知り合いが捕まえてきたウナギを喜んでもらって食べる家もあるだろう。おまえらはこっそりウナギを食べる。

小岩井氏
いや、それ全部おまえの家のことだろう。

おれ氏
まあな…

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シラスウナギ これは難しい問題です。しかし、漁の期間は真冬ですが、感覚的に遡上の時期が昔より遅れており、漁の期間の水揚げだけでは増えた減ったと言えなくなっている昨今です。 その証拠に禁漁間際の9月に10センチに満たない黒子と呼ばれる幼魚が結構いるんですから。

また、数年前には採れすぎて値段が一キロ5万円みたいな年もあったんですから。通常なら一キロ100万円とか平気でするのにね。 その豊漁の年のことは意図的に報道しないみたいですけどね。

毎日川でうなぎを追っている身の意見としては・・・確かにうなぎは昔から比べて格段に減った。しかし、いまだに子供でも捕まえられるだけの数はちゃんと生息していますよ。それって絶滅危惧種??

では格段に減った原因は? これはもうはっきりしている。昔より格段に鰻の棲家が減った。その棲家の数に比例して鰻も減った、が正解だと思います。全ての生き物は棲家が減れば繁栄できないのです。
高知県 9月いっぱいで鰻漁終わりました。

四万十川の川漁師:川に携わり、共に生きる
ウナギの大漁に沸く川取り戻したい 岐阜の漁師
ウナギ、コンクリート護岸増えると漁獲減 東大調査

シラスウナギ:「西部太平洋からはるばるやってきたのに棲家と餌がないでござる」

人間不信のおれ,ヒアリの毒に釣られた俺達,そして情報・印象操作してきた4マスメディア・企業・政治家を見てきたおれはどうしてもネットに書かれてるデータが信用できない。本当にニホンウナギが絶滅機種に指定されるほど減ったのか。仮にウナギが減ったのが事実でも日本人による乱食が全てなのか。そもそも、研究者はウナギの生態を完全に把握できていないらしい。

だがしかし、清流(四万十川)でウナギ漁をしているおじさんの話によると、昔に比べるとウナギはの数は格段に減ってると言ってるようなので、海から日本の川にもどってくる稚魚の数が減少傾向なのは事実なんだろう。川の魚影が減ったのは、おれの地域でも子供の頃に感じた。

わしはクソ餓鬼のときに何度か引っ越しを繰り返していて、とある引っ越し先の家の近くには川があった。川沿いの八百屋のおじさんから聞いた思い出を共有して記事を書くと、元々、この川にはウナギがたくさんいて、山で取ってきたドバミミズや釣具屋で売っているアオイソメで釣ることができた。よく友達と釣りをしてお世話になった。

中流のほうには鮎、ハヤ、モズクガニ、テナガエビもいた。そんで、潮が満ちたときは海の魚(セイゴ、フッコ、チヌ)が川にのぼってきて、子供のおれ達なら十分満足できる引きだった。自分で釣ったという付加価値がついた魚は美味しかった。

だがしかし、川の水をせきとめてダムが建設された時に鮎は姿を消し、高速や鉄道のRC柱が川に建てられたり、河口の埋め立てが行われてから海の魚は川に登ってこなくなった。さらに泳ぐことができないほど川は汚れ、釣り人と共にウナギ、モズクガニ、テナガエビも姿を消した。

去年の記事でうなぎの生態をちょろっと調べたときに、鰻は水のないところも登るほどタフで、少々水質が悪くても生きていける生命力がある生体と記憶している。でも、どんなしぶとい生体も小さいときは餌や隠れ家がないと生きていけない。

ニホンウナギの産卵場所(マリアナ諸島西方海域)
日本養鰻漁業協同組合連合会

3000キロ先まで見合いしにいくニホンウナギ

ウナギは川で産卵する鮭とは逆で、川や池で10年(長くて)かけて大きくなった成魚は西部太平洋の(マリアナ諸島西方海域)まで産卵しに行き、そこで産まれた稚魚はミミズのようなサイズに成長しながら、日本の川に戻ってくるんだとさ。でも、環境が破壊されて生活が便利になった地域の川は、ウナギが餌や隠れ家が豊富で安心に暮らしていける棲家が圧倒的に少なくなった。それを考えると、ウナギの減少は乱食が全てではないように思う。

さらに、西部太平洋のマリアナ諸島西方海域で産まれたニホンウナギの稚魚はすべてが日本に戻ってくるのではなく、中国、台湾、韓国、フィリピン(ルソン島)にも海流にのって流れ着くようだ。ご近所さんの国々を叩くわけではないが、日本のように便利な国になった川は生態系が変わっているはずだから、日本に全て原因があるわけではないように思う。(ダム、鉄道、高速の建設、産業排水、生活排水、外来生物の侵入等)

この方法ではウナギの消費量を減らすことはできないが、鉄腕ダッシュの企画みたいに、川に住処を元に戻して水質浄化することで減少傾向にある魚やウナギを増やしていくことは可能だと思うと同時に、いつもおれおれは、ネットの海であーでもないこーでもないとテキストのゴミをばらまくだけで何もしない他力本願。

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自然の摂理は弱肉強食

ええんぞ、おんしゃあの人生なんだから、丑の日に自分の好きなものを食べてくたばればいいんだ。ウナギを食べようが、ウナギの代替として精のつくものを食べようが、「ウ」のつく食べ物を食べようが己の自由。地球上に存在する生き物は、弱かったり・需要がなかったり・強力なバックがいなければ滅ぶのが運命なんだから。ニホンウナギは西の太平洋まで泳いでいくスタミナ力より、800Vの電流でワニを感電死させる電気ウナギを勤勉して、この先も生き残れるよう遺伝子を変化させるべきだった。平賀源内は静電気を発生させるエレキテルまで作ってヒントを与えてたというのに。

ウナギの映画

日本の川の生態系はウナギだけでなく、外来種の侵入で地域の固有種が食べられたり、混血が起こったりして、絶滅機種に指定されたりしている生き物も多く存在する。自然界だけでなく企業市場やネットの生態系だって安定しておらず、創業者が一線を退き、保身に入って舵切りが重くなった日本の企業は、強力なリーダーシップを持つリーダーがいる海外のベンチャー企業にシェアを奪わつつある。おれが買い物する通販サイトも、通信手段としてつかってるサービスも幅を利かせてるのも外資系。検索結果だってドメイン力が強いネーバーにどうしても勝てないキーワードも多く存在する。

石器時代

俺達が滅亡したらあらゆる生命が豊かに栄える

ウナギを食べたり・食べないと主張することで、感情的にヤイヤイ言ってくる人間もいるかもしれないが、畜産の裏側もしらないぬくぬく育った人間がウナギの命を語る資格なんぞないし、“他人に生き物を殺させておいて殺し方に文句つける人間”が何を言ってるのかと。100年も生きられな人間ふぜいに鉄槌を食らわすため、おれが闇の力を使って石器時代に戻してやってもいいんだが、このスキルを使うと300年の寿命を消費してしまううえ、おれの寿命が300年以下だったとしたら、詠唱したと同時に銀河系に大きな歪が発生し、地球の川はおろか天の川まで吹っ飛ぶこ━中略━

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ご注文は自決用の手榴弾ですか?

電気ウナギのように発電板を搭載しなかったニホンウナギと同じで対策を怠ったり、舵を切れなかった会社が壊滅するのは当たり前。そもそもウナギの旬が冬なら、張り紙で鰻屋を繁盛させた源内や、節分に恵方を向いて食べる恵方巻を全国に流行らせたセブンイレブンを見習って、マーケティングの力を駆使し、夏だけでなく冬にもウナギを食べる日を広めるくらいしてこそあきんど(商人)。200年以上ものあいだ力を合わせず何をしていたのかというレベル。


また、ウナギが減少しているのも何年も前から分かっていたことだから、完全養殖に力いれたり、山に木を植える牡蠣漁師を見習いウナギを増やす努力をするべきだった。まだ、違う食材で鰻の蒲焼きの代替商品(うな次郎やうな蒲ちゃん)を作った「一正蒲鉾株式会社」や「株式会社スギヨ」のほうがイケメン。ちなみに家は去年「うな次郎」を買って食べたけど、ウナギの完コピとは言えないが、骨もなくて柔らかいしこれはこれでご飯のお供として美味しかった。

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土用丑の日

経済効果が期待できる「丑の日」を潰すのはもったいない

世の中、お金を色々な人にグルグル回して経済を循環させないといけないみたいだから、財布のヒモがゆるむ文化をなくすのはもったいない。

だったら、養殖すればさらなる経済効果が期待できるうえ、天然ウナギの漁獲量も減らせて一石二鳥やんと思ったが、ウナギの養殖には稚魚を採取して成魚にまで育てる養殖と、成魚の精子と卵を採取して人工授精→人工孵化させるというサイクルを完成させた養殖の2種類が存在するらしい。

現在主流のウナギの養殖は前者の稚魚を採取する養殖みたいだから、ウナギの漁獲量を減らす対策にはならないという。ちなみに後者の人工孵化させる完全養殖は成功しているものの、コストや効率の面でかなり苦戦しているようだ。

動物の気持ちがわかる自閉症のテンプル・グランディン

この人は目で見たものを正確に記憶する高機能タイプの自閉症で、自閉症の人の脳は普通の人の脳と違って、細部に注目する特徴を持っていると言っている。自閉症の子でも1つのことに執着する特徴にきっかけを与えてやる気を起こさせれば、技術者、科学者、発明家になれる可能性を秘めていて、この人自身も優れた視覚思考を武器にして動物学者として活躍している。

自閉症といっても症状に大きな幅があり、脳のタイプも様々なようだからアレだけど、この人みたいに一般の人が気づかない細かいことに目がいく視覚思考タイプの人が、ウナギの完全養殖や超絶難しいナイトメアモードの研究課題を解決してくれるのかもしれない。

便利な生活は本当に幸せなのか

川にダムができてから断水しなくなり、川の上に車が走る高速道路や丸目の新幹線が走る鉄道ができて住みやすくなってたけど、自然の恵みに感謝する気持ちを忘れた便利な生活は本当に幸せなんだろうか。どうしてわしは「リトルフォレス」を見て不便な田舎で生活してる人々がゆとりや余裕をもつ人間に見え羨ましく感じたのか。どうしておれはサボって6K文字も書いたのか。

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